解決済み

慰謝料には基準があるの?

困り度:暇な時にでも

姫ひめこ

『子宮筋腫の治療で手術を受けた兵庫県の30代女性が、子宮内に避妊具を着けられたまま4年8カ月間放置されたとして大阪市の医療法人に慰謝料などを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は27日までに「精神的苦痛は相当大きく、副作用などの危険性もあった」と判断、約120万円の支払いを命じた。病院側は女性に避妊具装着を説明しておらず、裁判長は「女性が将来の妊娠に不安を持ったのも当然」と指摘。』というニュースを読んでいて思ったのですが、これで慰謝料120万円って何だか安くないですか?
確かに大金なのですが、その方が感じた苦痛などを考えればもっともらってもいいように感じます。
実際に最初は約330万円求めていたそうですし。

裁判などで慰謝料を求める時って、求めた額と実際に支払われる額にすごい差があることが多いですよね。
慰謝料には、何か基準のような物があるのでしょうか?
もし基準があるのなら、何故基準よりかけ離れた額を求めるのでしょうか?
ニュースを見たりする度に不思議でたまりません。

終了後のコメント

皆さんありがとうございました。
とても分かり易く教えてくださったので、理解することが出来ました。
被害者ではなく第三者の利益のために左右されてしまうなんて悲しいことですね。
被害者側としてはいくら貰っても足りないくらい辛いこともあるでしょうし、裁判って難しいですね。

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金額差についての補足

求めた額と実際に支払われる額に差があることにもう少し補足しておきます。
前回の説明のように慰謝料基準は3種類あり金額の大小は一般的に
裁判所(弁護士会)基準>任意保険会社基準≧自賠責基準 です。

自賠責保険は法律が強制的に加入させているもので、被害者に対する最低限の補償を目的とするものなので低いです。弁護士会基準が最も高いのは報酬金がここから出るわけですし、考えうる最も広範囲に少しでも高く要求します。一方任意保険会社は保険金の支払額を抑えるために自賠責基準に近く時にそれより低い額を要求してきます。
裁判では残念ですが弁護士会vs任意保険会社のお互いの利益をかけた闘いの側面が大きいです。
http://www.senryaku.info/jiko/isya-2-104
http://www.koutsujiko-law.com/service.html
http://www.eiko.gr.jp/topics/songai070615.html

医療過誤の裁判の場合はさらに病院の隠蔽やカルテの改竄を防ぐために医療訴訟専門の弁護士に依頼し速やかな証拠保全手続きを行う必要があります。

慰謝料には基準があるの?

被害者心理と冷静な第三者判断との見方の差、金額に格差があって当然と思う。

過去の判例を元に大まかなガイドラインはあるようです

まず慰謝料の定義ですが、「精神的な苦痛を受けたものが与えた者に対して請求する損害賠償」または「不法行為を働いたものが被害者に対して支払う金銭」を意味します。
通常一般の人が言う慰謝料というのは
治療費用+入院雑費+通院費+休業損害+慰謝料
を足した損害賠償額全体を指すことが多いのですが法的にはもっと狭く定義されます。

慰謝料の中でも交通事故に関するものは基準がある程度定額化されていて、
①自賠責保険基準
②任意保険基準(各保険会社が独自に基準を決める)
③弁護士会基準
の3通りがあってこの中で一番高い基準は弁護士会基準で最初はこの算定額を求めるので実際に支払われる額が少なく感じられるのではないでしょうか。

慰謝料の種類は
1.傷害による慰謝料
2.後遺障害による慰謝料
3.死亡による慰謝料

がありそれぞれに対して①②③の算出基準があります。具体的にはこちらが分かり易いです。
http://suzuki-gyousei-office.com/accident/a_02/2.html#01

その他慰謝料全般についての平易な説明は
http://www.unscene-tv.com/

過去の判例で慰謝料が決定されることが多い

退会ユーザ

個々の事例において、どのくらいの慰謝料がよいのかと言うのはとても難しい判断です。
そこで、弁護士や裁判官が基準にしているのは過去の判例による慰謝料。

慰謝料の請求にばらつきがあるのはそれぞれの事例においてまったく同じと言えるものはないからです。
それでも、参考とされる似たような事例に近づけて慰謝料が決定されることが多いようです。

法律を補強するのがこれら判例で、判例は法曹界ではとても重視されます。

判例による

たしか似たようなケースが5年ほど前にあって
その時の慰謝料が100万円前後だったようです。

弁護士はその過去のケースを基準にして
だいたい倍以上で請求し
判決では少し目減りするぐらいの額で
決着をつけたいのが駆け引きなんですが・・・

やっぱり120万円は少ないですね。

基準はある

過去の判例から基準は作られているそうです。
もちろん過去の判例は一件だけということはないので幅があります。
ただ明確に作られている物ではなく、判決というのはほとんど判例をもとにしているのです。

そして請求額ですが、言ったもん勝ちなんです。

「足を踏まれた。とても屈辱的で痛かったから慰謝料として一億円」

そういうものなのです。


ただ、あまりにも不当な請求は心証を悪くするので、基準から離れすぎず、気持ちをくみ取り、勝ち取れるであろう最大額を提示しているのだと思います。